連載記事 [神社仏閣巡りの旅 〜トライベルライター河越理恵の旅行手記〜]第34回



 今回ご紹介するのは、千代田区にある東京のお伊勢様と言われている東京大神宮です。結構新しく、創建は、明治13年。江戸時代、生涯をかけての願いだったお伊勢参りでしたが、明治時代に入り東京でも参拝ができるようになりました。

 また、ご神前で厳粛かつ神聖な儀式として、ここ東京大神宮で日本で初めて神前結婚式を執り行われ、その後普及にも力を注いだ神社でもあります。縁結びや恋愛運のパワースポットとして様々なメディアで取り上げられ、若い女性に大変人気のある神社です。

 御祭神は、天照大神・豊受大神・天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神(高天原に最初に現れ、万物生成化育の根源となった造化三神)・倭比賣命(天照大神がご鎮座するのに最適な場所を探し回り、伊勢の地に祀った方)と、たくさんいらっしゃいますし、入り口には有名なお稲荷さんもあるので、参拝者にとって盛りだくさんの応援団です。
決して広いとは言えない神社で、普通なら圧迫感がありそうですが、それを感じさせない癒しの空間としてのレベルは最上級。いつ参拝しても若い女性がたくさんいて場のエネルギーが華やかで、お守りもおみくじも参拝者同様に綺麗で華やかで種類もたくさんあるので見ているだけでワクワクします。

 気軽に参拝できる場所にあり気分転換にはオススメの神社なので、まだまだコロナ禍は油断できませんが、お伊勢参りをしたつもりで参拝してみてはいかがでしょうか。自分にできることに配慮し、少しずつ日常を取り戻したいですね。 文・河越 理恵



東京大神宮
東京都千代田区富士見2丁目4番地1
最寄駅:飯田橋駅/JR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線、都営地下鉄大江戸線
各駅より徒歩5分