【江戸川区】“簡単な動きで効果的に筋力アップ”シルバー人材センター考案区歌に合わせて「健康体操」

“簡単な動きで効果的に筋力アップ”シルバー人材センター考案区歌に合わせて「健康体操」


(公社)シルバー人材センター江戸川区高齢者事業団小岩分室(江戸川区東小岩6‐15‐2)


 会員らの健康維持・増進を図りながら安全に就業してもらおうと「(公社)シルバー人材センター江戸川区高齢者事業団(西小松川町)」では、区民になじみのある「江戸川区歌」に合わせたオリジナル体操「シルバー健康体操」を考案。同センター小岩分室(東小岩6) で10日初めて体験教室が開催され、16名の会員が参加しました。
 「(公社)シルバー人材センター江戸川区高齢者事業団」は、職業経験豊かな高齢者の生きがいづくりや健康づくりを促進しようと、昭和50年に全国で初めて設立されたシルバー人材センター。現在3,797人の会員が所属しています。植木剪定や障子・ふすまの張替など短期的な請負業務をはじめ、昨年度からは新たに送迎等車の運転、介護・保育施設での補助など「シルバー派遣事業」もスタート。昨年度は両事業の合計で13,712件・11 億7千万円を超える契約実績を上げました。5年前に取り組みをスタートさせた家庭での小さな困りごとをワンコイン(500円)で請け負う「シルバーお助け隊」も好評。会員の丁寧で誠実な仕事ぶりに、利用者からは感謝の便りなども届いています。
 「シルバー健康体操」は、会員らになじみのある「江戸川区歌」に簡単な動きを乗せ、高齢者でも無理のない程度で全身運動ができるよう考案。会員らの健康維持・増進とケガなどの事故防止を目的として同センターの「安全就業委員会」で提案され、体操指導員らの協力を得て完成しました。腕の曲げ伸ばしや肩まわし、前屈、開脚屈伸などが組み込まれており、区歌の歌詞に「のびゆく都市よ、わがさとよ」とあるように、背中を真っ直ぐ伸ばす動きや区の木である「クスノキ」をイメージしたポーズなども盛り込まれました。継続的に取り組むと血行促進や筋力アップなども期待できる一方、頭の中で区歌を歌いながら自分のペースで取り組むこともできるとあって、同センターの桑野里美さん(40歳)「就業前の準備運動に是非取り入れてもらいたい」と話します。
 この日行われた教室では、指導員2名の声かけでそれぞれの動きのポイントを学びながら、参加者らがシルバー体操を体験。5名のグループで自転車リサイクルの仕事を行っている日高隆彦(ひだがたかひこ/70歳/西葛西5)さんは、「柔軟体操にちょうど良い」と言い、「仲間と一緒に取り組めるよう、早く動きを覚えたい」と話しています。