台東区にあるかっぱ橋道具街、名前の由来には二説あるそうです。「河童」説、もう一つは城主下屋敷周辺に、侍や足軽が内職で作った「雨合羽」を天気の良い日にずらりと干していたという説。いずれも江戸時代のお話です。
さて上の写真は明治末期合羽橋の風景画。まだ江戸時代の名残を感じます。
そして時代は大正時代に入り大正元年、かっぱ橋に数件の道具商・古物商が誕生しました。東京駅開業が大正三年ですから、道具街の方が少し早い誕生です。
上の写真は昭和初期、合羽橋界隈の洗濯風景、平和な一面が見て取れます。
そして太平洋戦争に入り、東京大空襲で道具街は全焼してしまいます。昭和中期の高度経済成長期に入ると、上の写真のように、道具街は復興を遂げます。
上の写真が現在の道具街。外国人観光客も多く、国際的にも大変人気の街となりました。