連載記事「神社仏閣巡りの旅 〜トライベルライター河越理恵の旅行手記〜」第48回



 今回ご紹介する埼玉県川越市にある川越氷川神社は、縁結びにご利益があるということで、昨今良縁を求める女性たちに大人気。
御祭神は、素盞嗚尊(すさのおのみこと)、その妻奇稲田姫尊(くしなだひめのみこと)そして、そのご両親神様。さらに出雲大社の縁結びの神さまとして知られる大己貴命(おおなむちのみこと)の5柱で2夫婦神とその子供神さま、ご家族でお祀りされていることから、良縁、夫婦円満として地元の人々だけでなく、良縁を求める人々に信仰されています。人のご縁はもちろん、仕事や住まい、情報など多岐にわたる縁結びの御利益があります。

 1500年以上の歴史があり、長きにわたり我々のご縁を取り持ってくださっている頼れる神々です。良縁を求める人々のお目当ては、一日20個限定で無料配布される「縁結び玉」。これは「境内の石を持ち帰り、大切にすると良縁に恵まれる」という言い伝えを形にしたもので、お祓いされた境内の石を麻の網に包んだパワーアイテムです。毎朝6時から整理券が配布され8時から領布されます。無事良縁に恵まれた人が「縁結び玉」を神社に納めると2人の名前が入った「結い紐」と交換してもらえます。



 今の時期、境内はカラフルな「縁結び風鈴」の優しい音色に包まれ、五感で涼を味わえるとても良い季節です。緊急事態宣言下ではありますが、その景色をご紹介したかったので、しっかり対策をして参拝させていただきました。
一日も早く事態が収束し、安心して過ごせる毎日が戻ってくるよう祈りを捧げました。



川越氷川神社
埼玉県川越市宮下町2-11-3
■交通
・東武東上線本川越駅より
 小江戸巡回バス「川越氷川神社前」下車徒歩0分
・川越ICから車で20分