~大賞受賞作品は舞台化して上演も~第16回「北区内田康夫ミステリー文学賞」締め切り迫る!
第16回「北区内田康夫ミステリー文学賞」の短編小説作品の募集締め切りが、9月29日(金)(必着)に迫っている。
この文学賞は、区の知名度と文化的イメージを高める為に、北区アンバサダー*1で作家の内田康夫氏の協力のもと、区が平成14年に創設したもの。
これまでも「みをつくし料理帖」シリーズで知られる第4回区長賞受賞者・高田(たかだ)郁(かおる)さんや、全盲のハンディを乗り越えて短編集「ブラインド探偵(アイ)」を出版した第11回区長賞受賞者・米田(よねだ)京(きょう)さんなど、本文学賞の受賞を皮切りに活躍している作家も多い。
大賞は賞金100万円、特別賞は賞金10万円。受賞作品は平成30年3月下旬の授賞式で発表される予定で、実業之日本社の『Webジェイ・ノベル』に掲載される。
また、この文学賞のユニークな取り組みは、大賞受賞作品を舞台化して上演する点。今回の受賞作品も舞台化が予定されており、選考は激戦が予想される。
●「第16回北区内田康夫ミステリー文学賞」募集要項
[募集作品]ミステリー作品の短編小説で、日本語で書かれた自作未発表の作品に限る。北区の地名・人物・歴史などを入れ込んだ作品を歓迎。ただし、このことの有無が選考の基準とはならない
[応募資格]年齢、性別、職業、国籍は問わない
[応募方法]別紙参照
[応募先]〒114-8508
東京都北区王子本町1-15-22
北区政策経営部広報課内「北区内田康夫ミステリー文学賞」係
[応募締切]9月29日(金)(必着)
[ 賞 ]大賞(1編)…賞金100万円、特別賞(1~2編)ほか…賞金各10万円
なお、大賞受賞作品及び特別賞受賞作品は『Webジェイ・ノベル』(実業之日本社)に掲載。大賞受賞作品は舞台化の予定。
[賞の発表]平成30年3月下旬予定
※大賞受賞作品及び特別賞受賞作品の著作権は北区に帰属する。
※応募された原稿は返却しないため、必要な方はコピーをした上で応募のこと。
[ホームページ]http://www.city.kita.tokyo.jp/koho/kuse/koho/kiss/bungaku.html
[応募方法]
①ワープロ原稿の場合は、32字×40行(A4用紙横置きに縦書きで印字)で12.5枚以上25枚以内。手書き原稿の場合は、400字詰め原稿用紙で40枚以上80枚以内。
②表紙に、作品名(「」は作品名に必要な場合以外は記載しない)、枚数(ワープロ原稿の場合は印刷枚数)、氏名、ペンネーム(氏名と同じ場合は「なし」と記入)、年齢、郵便番号、住所、電話番号、職業を記入。
③表紙の次に800字程度のあらすじを付し、次いで本編を添えてから右肩を綴じ、必ず本編にページ番号を振り郵送する。
[主 催]東京都北区
[共 催](公財)北区文化振興財団
[協 力]北区アンバサダー 内田康夫(作家)、(一財)内田康夫財団
[協 賛](株)実業之日本社
[名誉選考委員] 内田康夫
[選考委員]山前譲、北区長、北区文化振興財団理事長、ミステリー関連出版社の編集者 ほか
<参 考>
●第4回区長賞受賞:高田(たかだ)郁(かおる)
平成19年に短編「出世花」で第2回小説NON短編時代小説賞・奨励賞を受賞。以後、平成26年8月にシリーズ最終巻となる「天の梯」を刊行した「みをつくし料理帖」は大人気シリーズとなり、漫画化、テレビドラマ化されている。
●第11回区長賞受賞:米田(よねだ)京(きょう)
平成24年度に開催した文学賞で、全盲というハンディを乗り越え、区長賞を受賞。平成27年4月のデビュー作・連作短編小説「ブラインド探偵(アイ)」は、この時の受賞作「ブラインドi(アイ)・諦めない気持ち」を第1話としたもの。
*1 北区アンバサダー
北区の知名度や文化的イメージを高めることを目的として、北区にゆかりのある著名人にアンバサダー(大使)を委嘱し、さまざまな活動を通じて北区のPRをしていただく制度。平成8年にドナルド・キーン氏(日本文学研究者)と内田康夫氏(作家)、平成18年に倍賞千恵子氏(女優・歌手)、平成20年に弦哲也氏(作曲家)と水森かおり氏(歌手)に委嘱している。