【江戸川区】“軒端に揺れる短冊に願いを込めて”建設業者らが区内126保育所に七夕用の笹を寄贈

“軒端に揺れる短冊に願いを込めて”建設業者らが区内126保育所に七夕用の笹を寄贈

撮影日時 2017年7月3日(月)午前10時頃
場所 大杉保育園(大杉1-16-9/3654-2700)
写真 七夕飾りを結ぶ園児


 7月7日の七夕を前に、区立大杉保育園(大杉1)では3日、東京土建江戸川支部(執行委員長:成田洋一/大杉2)が子どもたちの健やかな成長を願って用意した「七夕用の 笹」の贈呈式が行われ、同支部のメンバーや園児ら約130名が参加しました。
 東京土建江戸川支部は区内の建設業者らで構成された労働組合で、現在約9,200名が加 入。同団体が主催するイベントだけでなく、地域で開催されるまつり等に参加し住宅の耐震化 や増改築など住まいの相談を受けたり子ども向けの木工教室を行ったりと、地域活動にも積極 的に取り組んでいます。
 同支部では、平成14年から区内の保育所に笹を寄贈。間伐により不要となった竹を活用し てもらおうと七夕の時期に合わせて贈りはじめたもので、寄贈前日に市原市の竹林で伐採し子 どもたちに届けています。スタート時は87施設だった寄贈先も、保育所の要望等を受け今年 は126施設分を準備。「子どもたちの喜ぶ顔が見たい」と、30名のメンバーが一日がかりで 伐採・運搬を行い、約150本を用意しました。伐採後は竹全体に水をかけて作業所で一晩保 管。少しでも青く瑞々しい状態で手渡そうと、今朝も全体に水を与え、トラック5台に分かれ て保育所を回ります。



 大杉保育園で行われた贈呈式では、初めに園児らが「七夕の歌」を披露し、支部メン バーの来園を歓迎。続いて、同支部の津端秀雄(つばたひでお/56歳)副執行委員長が「皆 さんの願いがかないますように」とあいさつを行い、代表園児らに笹を手渡しました。笹を見 た園児からは「わぁー!」「大きい!」などと歓声が上がり、園児らは願いを書いた短冊や折り 紙で作った織姫、彦星など色とりどりの七夕飾りを笹に結び付けました。笹の御礼として用意 されたのは、手作りの手ぬぐい。園児らは「ありがとうございました」と大きな声で御礼の言 葉を伝えながらメンバーひとりひとりの首に手ぬぐいをかけていきました。
 島﨑里々愛(しまざきりりあ/4歳)ちゃんは、「おじいちゃんおばあちゃんとあそべますよ うに」と願いを書いた短冊を用意。「もっといっぱいあそびたい」と話しながら、七夕飾りを笹 に結び付けました。
 式典終了後、笹を積載したトラックは園児らに見送られながら他の保育所に向け出発。用意 された笹は、きょう一日をかけて各施設に配られます。