「ゆいの森あらかわ」の来館者が、開館から1ヵ月半で10万人を突破
~「ゆいの森あらかわ来館者100,000人達成!記念品贈呈セレモニー」を開催~
平成29年5月12日(金) 午後2時30分~
荒川区立「ゆいの森あらかわ」(荒川区荒川2-50-1)
荒川区立の中央図書館、荒川区出身の作家吉村昭さんの記念文学館、室内遊び場等を備えた子どもひろばなどが一体となった複合施設「ゆいの森あらかわ」の来館者が、5月12日(金)に10万人を突破しました。3月26日(土)の開館から、わずか1ヵ月半余りでの達成となります。 従来の堅いイメージがある図書館から脱却した新型図書館複合施設として、様々な来館者を呼び込む工夫を凝らした結果が、実績に現れる形となりました。
5月2日(金)午後2時30分から、特別区長会会長 西川太一郎 荒川区長が、節目の来館者をお迎えし、花束や記念品の贈呈、記念撮影などのセレモニーを開催しました。また、セレモニー実施後に、ご来館された先着100名の方に、開館10万人記念特製缶バッチをプレゼントしました。
10万人目の来館者となった橋戸久美子(はしど・くみこ)さん(荒川2丁目在住)は、長男の孝太郎(こうたろう)くん(4歳)と長女の真子(まこ)ちゃん(10か月)と来館し、「10万人目ということでびっくりしています。3月の開館と聞いていたので、10万人達成は早いなと感じました。平日は私が、土日は主人が子どもたちとゆいの森で楽しんでいます。子どもたちは絵本や触れる地球儀がお気に入りです。」と話してくれました。
また、「絵本や子ども施設が充実しているし、カフェや文学館もあるので、家族みんなで楽しめるところがゆいの森あらかわの魅力ですね。」と話していました。
【ゆいの森あらかわについて】
「ゆいの森あらかわ」は、新しいコンセプトの荒川区のランドマークとして誕生しました。
「子どもひろば」では、乳幼児が安心して過ごせるようおもちゃを備えた遊び場や、保護者のリフレッシュ等のための有料の託児サービス、小中学生の安心安全な居場所としてのフロアも設置し、これまで図書館に足を運びづらかった親子連れや児童生徒達で大変盛況です。
「中央図書館」の蔵書規模は、約60万冊に上り、特にノンフィクション作家 柳田邦男氏の提案により設置したえほん館には、約3万冊の絵本が揃うほか、現代俳句協会から寄贈された俳句資料などが充実しています。
「吉村昭記念文学館」は、自筆の原稿や取材ノートなど50点以上の資料を展示し、三鷹市の自宅にあった書斎を忠実に再現したコーナーが大人気であり、吉村文学ファンの聖地となっています。また、吉村さんの妻で小説家の津村節子さん(88)が「ゆいの森あらかわ」の名誉館長を務めています。
その他、カフェでは図書館の本を持ち込んでくつろぎながら読めたり、災害時には避難所として使用するための発電機や備蓄倉庫を上層階に備えています。
以上のように、0歳の乳幼児から小中学生、高齢者まで、また、通常の図書館利用者だけではなく、カフェでゆっくり過ごすお客様など、幅広い世代が、だれでも気軽に楽しめる施設として工夫を凝らした点が、時代のニーズにマッチし、早い段階での10万人突破となりました。