~元気いっぱい、泥いっぱい、楽しく農業学習!~小学生が田植え体験
5月8日(月)、区立浮間つり堀公園(浮間5-4-19)内の田んぼで、区立西浮間小学校(浮間2-7-1、校長:中村都士治)の5年生の児童104名が、田植えを体験した。
この田植え体験は、社会科の農業学習の一環として、身近なお米のありがたみを児童に学んでもらおうと、実施しているもの。
夏を先取りした汗ばむ陽気のなか、児童たちは泥だらけになりながらも、元気いっぱいの歓声をあげながら、はじめての田植えを楽しんだ。
今後、児童たちは引き続き稲の成長を見守り、秋には稲刈りの後、給食で味わう予定となっている。
田植えの様子
田植えに挑戦したのは区立西浮間小学校の5年生104名で、この体験は社会科の農業の学習の一環として同校の5年生が行っている。普段はあまり行う機会のない田植えや稲刈りを実際に体験することで、様々なことに対して好奇心や疑問をもつ気持ちを育むと共に、植物の成長の過程と毎日食べている一番身近な食物「米」のありがたみを学ぶことを目的としている。体験会場は、区立浮間つり堀公園*1内にある釣り池の中心に位置した約160㎡の田んぼ。
この日、児童たちは、田植えの方法の説明を受けた後、はじめての田植えへの期待と不安を胸に田んぼへと向かった。おそるおそる田んぼに入った児童たちは、「すべる」「足が抜けない」などの悲鳴をあげ悪戦苦闘しながらも、手にした苗を一生懸命に植えていた。
今回植えた「コシヒカリ」の苗は、ねばりが強く味の濃い点が特徴。今後は9月中旬ごろに稲刈りを行い、11月上旬におこわにして味わう予定になっている。
田植えを終えた女子児童は「はじめは足がすべって難しかったけど、慣れてきたら気持ちよく苗を植えることができました」とバケツの水で足の泥を落としながら満足そうに話してくれた。
同校の中村都士治校長は、「田植え体験を通して、興味や疑問をもって学習に取り組んでいってほしい」と思いを語ってくれた。
問い合わせ先/西浮間小学校 ℡03-5915-0133
*1 区立浮間つり堀公園(浮間5-4-19)
子どもから大人まで、初心者でも釣りが楽しめる公園。真ブナや金魚が釣れる釣り池と、ザリガニ池がある。園内にはショウブ畑・水田があり、緑豊かな公園の中でのんびりと釣り糸を垂らすことができる。