【荒川区】レトロな都電の中にも、バラの華やかさがいっぱい  ~都電バラ号が、5月2日から運行~

レトロな都電の中にも、バラの華やかさがいっぱい
 ~都電バラ号が、5月2日から運行~



平成29年5月1日(月)午前10時~12時
都電荒川線荒川電車営業所(荒川区西尾久8-33-7)
防災都市づくり部道路公園課 課長:大木 電話(3802)3111 内線2730


 5月1日(月曜)、都電荒川線荒川営業所で9001号(赤いレトロ車両)のバラの飾り付けが行われました。この車両は「都電バラ号」と呼ばれ、都電荒川線沿線に華麗に咲いているバラや、荒川区が開催する「あらかわバラの市」などのバラ関連イベントを広くPRすることを目的に、5月2日(火曜)から31日(水曜)までの約1ヵ月間の運行を予定しています。

【荒川区のバラ植栽事業】
 荒川区は、区の中央部を東西に走る都電荒川線を「街のみどりの軸」と位置づけ、バラの植栽事業を推進しており、バラを荒川区のシンボルとして東京都交通局の協力のもと、区民の足として親しまれている都電荒川線を花と緑で包み込もうと、昭和60年度にスタートしました。
 この事業により、都電荒川線の区内延長約4.8kmのうち、植栽が可能な4kmの区間に約140種1万3,000株が咲き誇り、見ごろの春・秋には色鮮やかなバラが人々の目を楽しませています。

【荒川バラの会】
 現在、「都電沿線のバラ」の事業を中心になって支えているのが、ボランティア団体、「荒川バラの会:会長 岸ゆり」です。
同会は、平成15年度に発足し、今年度で14年目を迎え、会員数は約90名(平成29年4月現在)です。
 バラが綺麗な花を咲かせるためには、夏場の水遣り、夏季剪定と冬季剪定、施肥、雑草取りなどの手入れを、三ノ輪橋駅停留場や、町屋駅前停留場付近、荒川遊園入口付近などに分かれ、それぞれ深い愛情を持ってバラを育てています。
 この熱心な活動が高く評価され、平成22年度に公益財団法人都市緑化基金(現都市緑化機構)の緑の都市賞・みどりの地域づくり部門で「都市緑化基金会長賞」を、平成25年度には、第24回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞。さらには、長年バラへの愛情を注ぎ続けた活動が認められ、平成28年4月、緑化推進運動の実施について顕著な功績のあった団体等に贈られる「平成28年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました。【当日の様子】
 本日、午前10時から、都電荒川線荒川電車営業所で、区道路公園課・観光振興課の職員と荒川バラの会会員による「都電バラ号」の飾り付け作業が行われました。
 装飾は、つり革の周辺をツルバラのオブジェで飾り、天井にはバラのフィルムシートが使用されるなど、車内がバラで覆われたようになりました。また、「あらかわバラの市」や「荒川バラの会」の活動が窓上に掲載され、レトロな都電を華やかに彩りました。
吊革には、「クリーンエリザベス~ショッキングピンクで華やかでほのかに香る~」や「楽園~フルーティな芳香を持ち、光沢のあるオレンジ色~」など、21種類の都電沿線に咲くバラの紹介シールが貼られました。
昨年度からは、天井には光沢のある吸着フィルムシートを使用し、車内をより明るく見せる工夫が施されています。さらには、車内モニターで沿線の観光情報を上映します。
飾り付け作業終了後、荒川バラの会の岸ゆり会長は「都電は、地域密着型の乗り物なので、様々なイベント車両がありますがどれも楽しみです。バラ都電も沿線のばらを楽しんだり、イベントのお知らせがあったりして、地域づくりを盛り上げていければいいですね」と、話してくれました。
5月2日(火曜)から、「都電バラ号」を見かけましたら、車内でもバラの季節を楽しんでみて下さい。

【第9回あらかわバラの市】
① 日 時 平成29年5月20日(土曜) ※荒天の場合、5月21日(日曜)に順延
      午前9時30分~ ※式典終了後、バラの販売開始
② 会 場 町屋駅周辺
③ 内 容 鉢バラ約6,000鉢を特別価格で販売、バラの育て方講習会、ローズカフェ(薔薇茶、薔薇風味の洋菓子販売)、あらかわバラの市盛り上げたいコーナー(バラと都電の関連商品の販売)等