猛暑が続く8月も後半に入りましたが、涼しさを感じるのはまだ先のようです。9月に入ると新学期が始まりますが、初日の9月1日は「防災の日」関東大震災発生から102年を迎えます。
第三回 東京都慰霊堂(墨田区)

今回訪れたのは関東大震災で最大の死者数を出した被服廠跡地のあった場所、墨田区横網町公園内の東京都慰霊堂に行き、関東大震災当時の歴史と向き合ってきました。
下の写真は旧被服廠跡地に建つ東京都慰霊堂です。真夏の青空に美しく存在する慰霊堂のある場所ですが、今から一世紀ほど前に発生した関東大震災から約4時間後、この地で起きた出来事を紹介します。

関東大震災の発生は1923年午前11時58分、それを示す焼け残った時計が残されていました(写真上)。地震発生から約4時間後の16時前後に、被服廠跡地で火災旋風が発生します。被服廠跡地には当時、4万人ほどの被災された方々が避難していましたが、火災旋風の発生で3万8千人もの尊い命が一瞬で奪われました。関東大震災での死者・行方不明者は10万5千人前後ですから、そのうちの三分一に当たります。火災旋風を示す写真や映像はありませんが、当時の様子を記した絵がありましたのでご紹介します。(写真右)また沈火後の写真もご紹介しますが、改めて火災の恐ろしさを痛感するような写真です。(写真下)
今ではとてもきれいな公園として再建されている被服廠跡地ですが、この地で発生した悲劇の歴史を記憶し、将来に活かすことを考えるきっかけに出来ればと思いご紹介しました。
防災の日、改めて皆様の防災意識の再確認に役立てれば幸いです。
取材・大島 克之

東京都慰霊堂
墨田区横網2-3-25



