【北区】~秋の実りが商店街を鮮やかに彩る~赤羽東口京浜通り商店街の街路樹「カリン」実る

~秋の実りが商店街を鮮やかに彩る~赤羽東口京浜通り商店街の街路樹「カリン」実る


街路樹に実ったカリンの様子


JR赤羽駅近くの赤羽東口京浜通り商店街(赤羽1丁目・赤羽南1丁目)に立ち並ぶ35本のカリンの木(高さ約10m)が、鮮やかな黄色い実を付け、道行く人たちの目を楽しませている。
このカリンは、JR赤羽駅付近の立体交差化と駅舎のリニューアルに合わせ、景観に配慮したまちづくりを推進しようと、平成15年に植えられたもの。
街路樹としてはイチョウやサクラなどが一般的で、カリンが植えられている例は珍しい。
カリンは区が11月8日(水)に収穫し、地域で配布される予定。


北区は、JR赤羽駅付近の立体交差化と駅舎のリニューアルに合わせ、景観に配慮したまちづくりを進めるため、赤羽東口京浜通り商店街地区を「北区都市景観づくり条例」に基づく景観形成地区に指定。地域住民・商店街との協働で、道路拡幅と景観整備を実施し、平成16年度には、国土交通省主催の「手づくり郷土(ふるさと)賞:地域整備部門」*1を受賞している。
カリン*2は、春にはピンク色の花、秋には果実を楽しむことができ、新緑、紅葉が美しいとの理由から、地域住民・商店街との話し合いにより選定され、平成15年に植樹された。また、カリンの近くには里山のお花畑のような花壇も設置されており、地元の美化ボランティア団体「赤羽フラワークラブ」のメンバーが、季節ごとにサルビアやパンジーなどを植え、花壇の管理や道路の清掃を行っている。
カリンはこの時期、鮮やかな黄色い実と緑色の葉のコントラストが美しく、まるで街を彩るイルミネーションのように姿を変える。特に、朝日の当たる午前中はカリンの実が色鮮やかに輝き、朝の通勤客や登校中の学生など道行く人たちの目を楽しませている。
成熟したカリンの果実は独特の芳しい香りを放ち、のどの痛みや咳に有効な成分を含む。果実は固く渋みもありそのままでは食べられないため、一般的にはちみつ漬けやジャム、果実酒などに加工される。
このカリンは11月8日(水)に区によって収穫され、9日(木)正午から美化ボランティア団体「赤羽フラワークラブ」により有限会社小山生花店(赤羽南1-4-7)前で配布される予定。