【板橋区】「平和絵画・原爆展」開催~画用紙いっぱいに表現された“平和”や“戦争”に対する子どもたちの思い~

「平和絵画・原爆展」開催~画用紙いっぱいに表現された“平和”や“戦争”に対する子どもたちの思い~
日 程
①平成29年8月17日(木)~23日(水)   午前9時~午後5時(土・日を除く)
②平成29年8月25日(金)~30日(水)   午前9時~午後9時
場 所
①板橋区役所1階 区民イベントスペース
②赤塚支所1階ギャラリー




 区立小中学校の児童・生徒が「平和と戦争」をテーマに描いた絵画・ポスターや、戦争当時の写真や資料を展示し、戦争の惨禍を伝える「平和絵画・原爆展」が8月17日(木)、板橋区役所1階区民イベントスペースで始まった。23日(水)まで。午前8時30分から午後5時(土・日を除く)。なお、赤塚支所1階ギャラリーでは、25日(金)から30日(水)まで。午前9時から午後9時(土・日を含む)。ともに入場無料。



 板橋区は、昭和60年1月1日に世界の恒久平和を願って「板橋区平和都市宣言」を発し、以来、核兵器の廃絶と平和のための努力を訴え、様々な平和記念事業を実施している。今回開催された「平和絵画・原爆展」もこの一環で、平和の尊さや戦争の悲惨さを伝えようと平成7年から毎年実施している。
 区立小・中学校の児童・生徒が「平和と戦争」をテーマに描いた絵画作品30点をはじめ、今年度は、「平和首長会議」の協力を得て、原爆資料ポスター、同じく「日本非核宣言自治体協議会」の協力を得て、平和と学びポスター等が展示されている。
 展示されている絵画作品30点は、区立小・中学校から応募のあった152点の中から優秀作品に選ばれたもので、「平和の樹を育てよう」「戦争のない世界へ」など、“平和”や“戦争”に対する子どもたちの思いが、メッセージとともに画用紙いっぱいに表現されている。
 初日(17日)は、優秀賞に選ばれた作品を描いた児童・生徒へ賞状の贈呈式が行われ、橋本正彦(はしもと・まさひこ)副区長から賞状が、大野はるひこ(おおの・はるひこ)議長からそれぞれの作品を撮影した写真入りのたてが、一人ひとりに手渡された。
 優秀賞を受賞した生徒のひとりは「戦争についての知識があまりなく、勉強するところから始めた。みんなが笑顔になれるようにと思いながら描いた絵が賞をもらえて嬉しい」と話していた。会場では、受賞した生徒の保護者をはじめ、区内小中学校の教員、区役所を訪れた区民らが立ち寄り、子どもたちが描いた作品や戦時資料などの前で立ち止まっては、絵に描かれたメッセージや解説文などを熱心に見入っていた。