【荒川区】ウィーン市ドナウシュタット区との交流で、高校生と大学インターンシップ生が荒川区を訪問

ウィーン市ドナウシュタット区との交流で、高校生と大学インターンシップ生が荒川区を訪問

 8月14日(月)、ウィーン市ドナウシュタット区高校生6名とウィーン大学インターンシップ生2名の計8名が、荒川区役所を訪れました。



【友好都市提携20周年・ドナウシュタット区との交流】
 荒川区と、「音楽の都」として有名な、歴史と伝統のある街ウィーン市ドナウシュタット区は、平成8年10月21日の友好交流都市提携調印時に、ドナウシュタット区から高校生を受け入れたことをきっかけに、平成9年度以降は、荒川区の高校生をドナウシュタット区に派遣し、以来相互派遣による交流が続いています。
 相互派遣の他にも、交流の記念として、平成13年に南千住駅前広場に続く道路に「ドナウ通り」、ドナウシュタット区の道路には「荒川通り」、「東京通り」という名称がつけられました。また、「東京通り」沿いの建物には、「荒川区と友達」というモザイク壁画が作られています。
そして、昨年は友好都市提携20周年。平成28年5月には、荒川区訪問団がドナウシュタット区を表敬訪問しました。その際、ウィーン大学やドナウシュタット区内の中学校において、荒川区の伝統技術を紹介する「荒川展」を開催するなど、ドナウシュタット区の方々と20周年をともに祝いました。また、荒川区国際交流協会の主催で「ウィーン市ドナウシュタット区との友好都市提携20周年記念区民ツアー」が行われ、多くの区民が参加しました。
さらに、29年3月26日から4月1日までの1週間、東京荒川少年少女合唱隊が、オーストリア、ウィーンやザルツブルグなどを訪れ、各地でコンサートを開き、地元の方々との交流を行ってきました。



【当日の様子】
 生憎の曇り空の中、ウィーン市ドナウシュタット区高校生6名とウィーン大学インターンシップ生2名、引率者2名の計10名が、荒川区役所を訪れました。
 はじめに、西川太一郎(にしかわ たいいちろう)荒川区長が、グーテン モーゲン(おはようございます)とドイツ語で挨拶しながら部屋に入ってくると、少し緊張気味で待っていた高校生たちは笑顔になりました。
 続いて、西川荒川区長から「昨年の交流20周年では、荒川区とドナウシュタット区で、それぞれの場所で記念式典が行われたり、荒川区の伝統技術の披露を現地の中学校で行うなど、様々な交流事業や、荒川区から派遣された高校生が、温かくおもてなしを受けたことに感謝申し上げます」と話がありました。
 ドナウシュタット区からは引率者であるヒュルバーさんから、ウィーン市ドナウシュタット区のネヴリヴィ―区長からの親書が手渡され、その後、両区の交流のきっかけづくりをした元ドナウシュタット区長、レオポルド・ヴェーデル氏からの贈り物などが手渡されました。


 ウィーン市ドナウシュタット区から荒川区を訪れている高校生は、8月13日(日)から22日(火)までの日程で、荒川区内にホームスティをして、素盞雄神社(すさのおじんじゃ)や荒川ふるさと文化館の見学、伝統技術保存会の協力を得て木製の「箸作り」や、華道、茶道などの日本文化の体験をする予定です。
また、江戸東京博物館、講道館、スカイツリーなどの東京観光も楽しんでゆく予定です。
 最後の記念撮影では、日本流の「はいチーズ」ではなく、ドナウシュタット区から交流の際に教わった「スパゲティ」で笑顔になって撮影しました。