【北区】~猛暑よりも熱く!情熱の国のダンスがやってきた~ 商店街でサンバパレード開催

~猛暑よりも熱く!情熱の国のダンスがやってきた~商店街でサンバパレード開催



 8月6日(日)、北区の豊島中央通り商店街(成川友英理事長)で、恒例のサンバパレードが行われ、8月2日から開催されている商店街主催の「としま七夕祭り」のフィナーレを豪華に飾った。
 日本最大のサンバチームである、学生サンバ連合「ウニアン・ドス・アマドーリス」のメンバー約100名が、打楽器隊の軽快なサンバのリズムに乗せて、全身を使った情熱的なダンスを披露。約600メートル続く商店街の沿道に詰めかけた多くの観客がリズムに合わせて拍手や声援を送り、真夏の商店街をさらにヒートアップさせていた。



 サンバパレードは、北区豊島中央通り商店街で開催される「としま七夕祭り」*1のフィナーレを華やかに盛り上げ、情熱的なダンスを見てこの猛暑を乗りきってもらおうと開催されている。
 この日、商店街の沿道には、七夕飾りの豪華な吹き流し約200個が夏風に揺れ、パレードが始まる30分ほど前からサンバを見ようと、子どもから大人までの大勢の見物客が集まり、今か今かと待ちわびている様子。タンバリン(パンデイロ)や太鼓(ヘピニキ)が軽快なリズムを奏で、学生サンバ連合「ウニアン・ドス・アマドーリス」*2のメンバー約100名がピンクやオレンジ、紫など煌びやかな衣装を身にまとい、続々と姿を現すと、3千人を超える観衆のボルテージは急上昇。沿道からは盛大な拍手や掛け声が飛び交い、商店街はこの猛暑も吹き飛ばしてしまうくらいの熱気に包まれた。
 パレードは、パシスタと呼ばれるダンサーが大きな羽根のついた頭飾り(カベーサ)をかぶり、隊列を組んで全長600メートルの商店街を約1時間かけて踊り歩く。打楽器隊(バテリア)が商店街全体を揺さぶるような大迫力の音量で楽器を鳴らすと、ダンサーがサンバのリズムに合わせ、全身で感情を表現する情熱的な激しいダンスを披露。沿道の観客からは、「きれい!」「こっち向いて!」などと多くの声が上がり、その迫力をカメラにおさめようと熱心にシャッターを切る人や、身を乗り出し声援を送る人の姿が多く見られ、すっかりサンバに引き込まれていた。沿道にいた子どもたちやお年寄りも、最初その迫力に圧倒され目を丸くしていたが、ダンサーの華やかな姿と、にこやかな笑顔に魅了され、最後にはハイタッチするなど、すっかりサンバの虜になった様子だった。
 としま七夕祭り実行委員会会長の成川友英さんは「開催にあたっては、豊島地区の皆さんをはじめ、消防団、警察、大学生ボランティアなど、たくさんの方々にご協力をいただきました。サンバは今回で20回目を迎えましたが、毎年フレッシュなメンバーで、何度見ても飽きません。30回目を目指して、これからも皆さんと協力して続けていきたいと思います」と力強く話してくれた。