【墨田区】~紫、白、青、朝顔が特大の花を咲かせています~向島百花園で「大輪朝顔展」好評開催中!

~紫、白、青、朝顔が特大の花を咲かせています~向島百花園で「大輪朝顔展」好評開催中!



 現在、都立向島百花園(東向島三丁目18番3号)では、「大輪朝顔展」(墨田朝顔愛好会主催)が開かれており、見事に咲く大輪朝顔を一目見ようと、同園には朝早くから多くの人が訪れている。
 本展は、同園の“夏の風物詩”の1つとしてすっかり定着した恒例の催し。会場には、約500鉢の朝顔がずらりと並べられており、紫色や薄桃色、青色など、普段目にする朝顔よりもひとまわり大きな直径20センチもの迫力ある花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませている。開催期間中は、毎朝「審査会」が開かれ、その日に見事な花を咲かせた優秀作品を会場に設けた特設展示台に飾っている。毎日審査を行うのは、毎朝新しい花が開くという朝顔の特性を考慮してのこと。このため日によって受賞作品が変わる。選考基準は、大きさ、色合い、形などにより、“優・秀・佳”の各賞が選考される。本日の「審査会」では、21センチ以上の大輪を咲かせた“優”が4作品、次いで大きく花を咲かせた“秀”が1作品、“佳”が10作品選ばれた。
 展示作品にはそれぞれの品種名と、栽培者の名前が付されている。この中には、青色の花が特徴の「松の雪」や鮮やかな紫色の花を咲かせる「新渡戸の誉」、ピンクが爽やかな「平安の泉」などの作品が並べられている。
本展は8月6日(日)正午まで開催。最終日には、「大輪朝顔の育て方教室」(午前10時から)や「大輪朝顔の押し花教室」(午前11時15分から)も開かれる。



<「大輪朝顔展」について>
 「大輪朝顔展」は、墨田朝顔愛好会(東向島三丁目22番11号・北條 嘉雄・会長)が自分たちで一生懸命育てた大輪朝顔を地元の人たちをはじめとした多くの方に観賞してもらおうと、昭和53年から向島百花園で毎年開催しているもので、今年で39回目を迎えた。出展されている大輪朝顔は、同会会員(約40人)が自宅などで丹精込めて育ててきたもの。これらの朝顔は、“行灯(あんどん)作り”や“切込(きりこみ)作り”といった形態で栽培される。“行灯”は、朝顔栽培では一般的なもので、直径25センチ、高さ30センチの植木鉢に、高さ60センチの竹の棒で作った3本の支柱を差して、そこに朝顔のツルを絡ませるもの。“切込”よりも大きな花を作りやすく、直径20センチ以上の“大迫力”の花も栽培可能。また、“切込”は、茎の高さを20センチほどに抑え、株の真ん中に大輪の花を咲かせるというもので、高さが低く、鉢の中央に花があるほど美しいとされている。茎や葉を小さくしなければいけないため、“行灯”に比べて肥料をやることができず、それでいて花を大きくしなければいけないため、手間がかかり栽培も難しい。

<都立向島百花園>
開園時間:午前9時~午後5時(入園は4時30分まで)
※「大輪朝顔展」開催期間中は午前8時~午後5時
 入園料:一般150円 65歳以上70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
 問合せ:電話 3611-8705