“親子でじゃれ合う愛らしい姿が人気!!”「プレーリードッグの赤ちゃん」すくすく成長中
日 時 平成29年5月12日(金) 午前 10 時頃撮影
場 所 江戸川区自然動物園(江戸川区北葛西 3-2-1 行船公園内)
内 容
区立自然動物園(北葛西3)では、プレーリードッグの赤ちゃん24頭が生まれ、すくすくと成長しており、巣穴から顔をのぞかせたりじゃれあったりと来園者を楽しませています。
同園は、レッサーパンダやワラビーなど約60種・530点を展示している区立動物園。ウサギを抱いたりヤギやヒツジを自由に触ったりすることができる人気の「ふれあいコーナー」や、園内をペンギンが散歩する催しなどがあり、連日親子連れなどで賑わっています。
同園のプレーリードッグは「オグロプレーリードッグ」で、主に北アメリカ中西部の乾燥した草原(プレーリー)地帯に広く生息する齧歯類リス科の動物。薄茶色の体と黒っぽい尾の先が特徴で、地中にトンネルを掘って巣穴をつくったり、「マウント」と呼ばれる見張り台をつくったりと、自分たちで形成した町(家)の中で生活し、危険を察知すると「キャンキャン」と子犬のような高い鳴き声で仲間に危険を知らせることから、この名前がついたと言われています。
同園では今年の4月21日(金)、5頭の赤ちゃんが巣穴から出てきたのを飼育担当者が確認して以降、日の経過とともに巣穴から出てくる赤ちゃんの数も増え、本日(12日)までに24頭を確認しました。現在、成獣と併せて合計30頭(オス1頭、メス5頭、赤ちゃん(性別不明)24頭)が生息しています。
プレーリードッグの繁殖期は1~4月と言われており、1頭が4~6頭の赤ちゃんを出産します。赤ちゃんは生後1か月半程度で目が開き、約2か月間巣穴の中で母乳によって育ちます。生まれた時の体長は推定で約5cm。現在は母乳のほか、区特産の小松菜や笹の葉なども摂っており、体長は約15cm にまですくすくと成長しています。生まれてから半年となる9月初め頃には成獣と同じくらいの大きさ(約25cm)になります。
今日(12日)同園では、プレーリードッグの赤ちゃんが巣穴から顔を出し、母親とじゃれ合ったり、両手を器用に使って笹の葉を食べたりする姿などが見られました。飼育担当者は「乾燥した土地に暮らすプレーリードッグは雨が苦手。かわいい赤ちゃんを観るなら、雨上がりか晴れた日がおすすめです。」と話していました。
【江戸川区立自然動物園】
住 所:江戸川区北葛西 3-2-1(行船公園内)/TEL:3680-0777
交 通:地下鉄東西線「西葛西駅」から徒歩15分又は、同駅から都バス「新小21系統」新小岩駅行「北葛西二丁目」下車徒歩1分
開園時間:午前 10 時~午後 4 時 30 分(土日祝日は午前 9 時 30 分から開園)
入 園 料:無料休 園 日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始