交通事故をシミュレーション
中学校で地元教習所が交通安全教室を実施
【概要】
5月1日(月曜日)葛飾区立一之台中学校( 飾区 西亀有 4-1-1)で、地元教習所による自転車の交通安 全教室が行われた。
教室には自転車シミュレーション(ペダルを漕ぐと 映像が連動する仕掛け。3 方面に画面を設置した固定 式の自転車)が用いられ、生徒はゲームをクリアする 感覚で基本的な危険予測を行い、交通ルールの基本を 学んだ。
【当日の様子】
体育館に全校生徒 243 名が集まり交通安全教室が始まった。講師は地元の自動車教習所である金町自動車教習所で教官を務める亀屋正樹(カメヤ マサキ昭和60年8月1日生)氏。同教習所では、6年前から地元高等学校を対象とした自転車安全教室を実施しているが、今回初めて中学校を対象と した教室を行う。交通ルールを知ってもらい、しっかりと守ってほしいと話す亀屋氏は、中学生が 教室に興味がもてるよう、自転車シミュレーションを用いた。
生徒が固定された自転車にまたがり、ペダルを漕ぐと、画面が進み始める。シミュレーション中 の生徒が見ている画面は、プロジェクターでスクリーンに映し出されており、映像をとおしてほか の生徒たちと体験を共有できる仕組み。路上駐車をした車両をよけようとして右にハンドルを切る と、後方から来た自動車と接触をしてしまうなどの難関がコースに組み込まれている。生徒たちは ゲームをしている感覚で交通事故の危険予測を自然と覚えていける。
【コメント】
今年も生徒とトラックが接触する事故があったと話す一之台中学校校長 入山賢一氏は「しっか りと事故にあわない運転を学んで、今後に活かしてほしい」とコメントした。突然飛び出してくる 歩行者に注意しながらシミュレーションを進めていった藤原千聖(フジワラ チサト平成 15 年 3 月
6 日生)さんは「今後自転車に乗るときは、飛び出してくる歩行者に気をつけたい」と話した。