今回ご紹介するのは、世田谷区にあります曹洞宗大谿山豪徳寺です。私は、小田急線豪徳寺に二年、経堂に八年住んでいたのでとてもなじみのあるエリアではあるのですが、駅名の由来でもある豪徳寺に行ったのは初めてでした。招き猫がたくさんいることと、幕末の大老井伊直弼のお墓があるという程度の知識しかなく、参拝客が私だけだったら寂しいなぁと思っていたのですが、豪徳寺様、ごめんなさい。七月の炎天下の中、私を迎えてくれた豪徳寺は素晴らしいお寺で、広い境内には次々と外国からのお客様が参拝に訪れ、大勢の外国人の中で私の方がどこか外国へ来たような感覚になりました。第一印象は、広い。とにかく広い。調べてみたところ、東京ドームとほぼ同じ広さでした。

豪徳寺はとにかく広くて緑豊か。そして一説には招き猫発祥の地とも言われ、猫好きさんも多く参拝されるようです。豪徳寺の招福猫児(まねきねこ)は、小判を持たず右手を挙げている上品な猫ちゃんです。人を招いて縁をもたらす。福そのものを与えてくれるのではなく、その大切な「縁」を生かせるかどうかはその人次第で、報恩感謝の気持ちがあれば自然とその人のもとに福が訪れるという教えです。すてきですね。
今回は、母が他界しまだ喪中なので神社への参拝ができず、どこかお寺に行きたいなと思って閃いた豪徳寺でしたが、やはり直感・閃きには意味があるようです。美しい緑やほのぼのと楽しそうな参拝者など目に見える景色で癒しを体感し、木陰に入ると、心地よい風が肌に触れ、ゆっくりと流れる時間は最高にぜいたくなギフトになりました。

曹洞宗 大谿山 豪徳寺
世田谷区豪徳寺二丁目二十四の七
交通
東急世田谷線・宮之阪駅から徒歩5分
小田急線・豪徳寺駅から徒歩十五分
