【墨田区】~皆さんの投票でラッピングデザインが決まります~墨田区中学生区議会の中学生議員が燃料電池自動車のデザイン投票に挑戦!

~皆さんの投票でラッピングデザインが決まります~墨田区中学生区議会の中学生議員が燃料電池自動車のデザイン投票に挑戦!



 21日、墨田区中学生区議会の中学生議員が、研修の一環として区役所一階で実施中の燃料電池自動車「クラリティ FUEL CELL」のデザイン投票を行った。燃料電池自動車は、区が水素社会の実現に向けた取組を進めるために導入したもので、6月24日(土)に行われた「すみだ環境フェア2017」に納車式を執り行い、同日から区民の方によるデザイン投票を開始した。区では、今回の燃料電池自動車の導入をはじめとして、水素自動車の普及啓発、インフラなどの基盤整備やエネルギーシステムの在り方等を検討し、水素社会の実現に向け段階的に取り組んでいく。
 今回、3つのデザインが候補となっている。1つ目は、車が走った際の気流の流れを曲線で表したもので、ボンネットからサイドに風が流れるイメージが特徴的。黄色は光、青は水と水素を表し、明るくクリーンな街を表現している。2つ目は、速さとさわやかさをイメージしたラインを車下部に施し、色数を抑えたスタイリッシュなデザインが特徴的。ボンネットには、インパクトのある墨田区環境キャラクター「地球くん」を大きく配置している。3つ目は、希望や優しさを感じさせる虹をモチーフにしたもので、色々な人がつながるイメージを含んでいる。燃料電池自動車の「排気ガスを出さず水のみを排出する」という性能から、気持ちよく虹がきれいに見える空になることを表現している。
 午前11時20分、研修を終えた中学生議員たちは、環境保全課職員から区の環境に関する取組や、燃料電池自動車の仕組み、ラッピングデザインのコンセプトについて説明を受けた。いざ投票用紙を持った中学生議員たちは、どのデザインにするか迷っている様子で一票を投じていた。
 デザイン投票は9月3日(日)まで区役所庁舎1階で実施しており、区公式フェイスブックからも投票することができる。デザイン投票の結果は10月7日(土)・8日(日)に行われるすみだまつりで発表されたのち、走行を開始する予定。



<燃料電池自動車の導入について>
 墨田区の環境基本計画である「第二次すみだ環境の共創プラン」に掲げている「水素社会の実現に向けた取組」を推進するため、燃料電池自動車の挿入を契機として、今後区民等への水素社会の普及啓発を行っていく。今後の活用の仕方として、環境フェア及び、区内各種イベントでの展示・試乗を行うほか、小・中学校での環境学習として展示や通常の公用車として運用する予定。

<中学生区議会について>
未来の墨田区を担う子どもたちに、議会制度を学んでもらい、議会を実体験することにより、郷土に対する愛着・関心を深めてもらうとともに、区として中学生の提案・意見などを区政運営の参考とすることを目的に、墨田区役所で平成6年から開催されている。今年で24回目を迎えた。区内中学校から各校4名ずつ計40名参加。本日行われた第一回事前研修では、中学生区議会に関するDVDを視聴し、今年度の区議会のテーマである「子育て・高齢者」、「産業・観光」、「まちづくり・防災」に関連する講習を受講。今後、10月の研修で本会議場の見学や議会制度についての講義などを受け、12月の「中学生区議会」本番に臨む予定。