連載記事「神社仏閣巡りの旅 〜トライベルライター河越理恵の旅行手記〜」第51回



今回ご紹介するのは、島根県出雲市にあります出雲大社です。登場は二回目ですが、五十一回目という節目のスタートということで大好きな出雲大社を選びました。コロナ禍の隙間でしたが、今年も十一月十四日、私も神々と同じタイミングで出雲に入り一泊二日の弾丸ツアーを実現しました。今回は、読者の皆さまの中で、いつかはこの神在月に出雲大社へ参拝したいという思いをお持ちの方のご参考になるような情報を、お伝えしたいと思います。

 まず、毎年旧暦の十月十日の夕刻、稲佐の浜で開催される神迎神事にぜひご参加ください。特に入場料も必要ありませんし、そこに立ち会えるのは、なんとも言えない何かを体験できる素晴らしい時間です。その儀式に参加すると神迎御幣が授与され持ち帰れるのも嬉しい思い出。せっかくなら少しでも近くで儀式を見た方が良いので、少し早めに浜へ行き場所を確保するのもおすすめです。その場合あまり早いと御幣の配布より前になってしまうかもしれないので、その点のみ注意が必要。儀式は十九時から。十一月中旬の出雲の夕刻の浜は寒いので、防寒具も必要です。伊勢神宮の御垣参拝(正式参拝)のような決まりはないので、寒くない服装でお出かけください。そして何より重要なのは、その日の宿の確保です。期間中一番賑わうのでホテルの予約もお忘れなく。また、八百万の神々が皆さんのご縁を結ぶ「縁結大祭」は、往復ハガキでの事前申し込みが必要です。せっかく参拝されるなら、そこも計画されると良いですね。

今年は、神在祭期間中限定で授与されている「御祈祷、御神札、御守」が郵送で申し込みできるようなので、ご希望の方は、出雲大社のホームページをご覧ください。



出雲大社
島根県出雲市大社町杵築東一九五
JR出雲市駅より一畑バス出雲大社行き二五分 出雲大社下車

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