連載記事 [神社仏閣巡りの旅 〜トライベルライター河越理恵の旅行手記〜]第37回



 今回ご紹介する香取神宮は、千葉県香取市にある下総国の一宮、東国随一の古社であり全国に400社ある「香取神社」の総本社です。御祭神は、日本神話で大国主の国譲りの際に活躍する経津主神(フツヌシ)。以前ご紹介した茨城県鹿嶋市の鹿島神宮とは古くからの深い関係で「鹿島・香取」と並び称される格式高い神社です。茨城県神栖市の息栖神社と共に、「東国三社」の一社とされています。

 初めて訪れたのは3年前。その時は鹿島神宮と比べるのも申し訳ないような寂しい雰囲気の神社で、いわゆるパワーダウンが誰の目に見えるような気の毒な状況でした。(千葉県は台風とかも大変でしたね・・・)が、今年に入りコロナ禍の隙をみて訪れた香取神宮はびっくりするくらい活気に満ち満ちたパワフルな神社に変わっていて、とても気持ちの良いパワースポットになっています。どうして変わることができたのかはわかりませんが、宮司さんをはじめ実際に神社に勤務されている方にも何か変化があったのかもしれません。エネルギーが見えるというと、「私には無理、わからない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、案外目で見ているものがそのままだったりしますので、神社に参拝し、【ここは好き】【ここは苦手】【ここは変】という自分の感覚は大切にされるといいと思います。

 完全に三年前とは違う雰囲気を纏っている香取神宮は、リフレッシュやエネルギーチャージを目的とした参拝には最高の場所だと自信を持ってご紹介いたします。
駐車場から鳥居までは、ノスタルジックな雰囲気を残すお店が並び現実からちょっと離れたいという私たちの気持ちに優しく寄り添ってくれるようです。


香取神宮
住所:千葉県香取市香取1697
交通:JR佐原市駅下車 タクシーで約10分