【江戸川区】無病息災を願い、華やかに女装した青年らがまちを駆け巡る”奇祭「雷(いかずち)大般若祭」23日開催

無病息災を願い、華やかに女装した青年らがまちを駆け巡る”奇祭「雷(いかずち)大般若祭」23日開催


日時:令和2年2月23日(日)午前9時から 雨天決行場所:雷不動 真蔵院(東葛西 4-38-9)
主催:雷友会、雷町会及び大般若保存会



まちを駆け巡る女装した青年ら(昨年の様子)


大般若経の除災招福の御利益と雷不動明王の諸悪魔降伏の威光を兼ね備えた「雷(いかずち)の大般若」。区民らの無病息災を願い、白粉や口紅などで華やかに女装した青年らがまちを駆け巡る奇祭「雷大般若祭」が、今月23日、「雷の御不動さま」として地元から信仰を集める真蔵院(東葛西4)で開催されます。主催は、雷友会、大般若保存会及び雷町会。

同祭は、コレラが蔓延した江戸時代末期に、和尚が大般若経を背負って家々を回ったところ、被害がなくなったことに由来するもの。その後、結核にかかった妹のために兄が妹の長襦袢を着て厄払いをしたことがきっかけとなり、現在は女装をした青年らが住民の無病息災を願ってまちを駆け巡るようになりました。祭は一時途絶えたものの、地元有志が「雷友会」を結成し、1975年に復活。1982年には区指定無形民俗文化財に指定され、毎年2月の最終日曜日に開催しています。


当日は、豆絞りのハチマキに御札を挿し、顔には白粉や頬紅、口紅を塗った10代~ 50代の男性約50名が参集。お祓いを済ませた黄色の布地を手首に巻き、色鮮やかな長襦袢を着用した姿で登場します。青年らは、出発地となる真蔵院で、大般若経が100巻ずつ入った約50kgもある経箱を6箱と、不動明王の巨大な木製の宝剣を担ぎ、三本締めで威勢をつけてまちへ繰り出します。


雷町会内(東葛西4・9丁目及び東葛西6丁目の一部)を縦横無尽に駆け巡り、氏子宅約500軒(走行距離約10km)を走りながら住民らの無病息災を願います。


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