【江戸川区】“灯籠の灯りで、恒久平和を願う“ 「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」 旧中川ふれあい橋で15日開催

“灯籠の灯りで、恒久平和を願う“ 「旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」 旧中川ふれあい橋で15日開催



 終戦記念日の8月15日、江戸川区平井三丁目と江東区亀戸九丁目を結ぶ「ふれあい橋」付近では、東京大空襲の犠牲者を慰霊する「第19回 旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し」が開催されます。主催は、「旧中川灯籠流し実行委員会(会長:江頭正恭(えとうまさやす))」。
 昭和20年3月の東京大空襲では、約300機の爆撃機が町工場や住宅のひしめく地域に焼夷弾を降らせました。2時間余りの爆撃によって、辺り一面が火の海にとなり、旧中川沿いの小松川平井地区では、約4万人が罹災。猛火に追われた人々が川に飛び込むなどして追い詰められ、旧中川では約3,000人の人々が命を落としました。
 この灯籠流しは、旧中川で亡くなった東京大空襲戦没者の慰霊を目的として平成11年から行われ、今年で19回目。例年、地元住民ら約5,500名が参加しています。式典では、地元区民や企業の寄付によって建立された慰霊碑「鎮魂」の前で一般参加者による献花が行われるほか、慰霊の花火の打ち上げを合図に、参加者の思いが込められた約2,400個の灯籠を両岸から流します。
 また、今回新たな取り組みとして、平和への願いを次世代へ継承しようと、黙とうに合わせて「国連平和の鐘」のレプリカを地元小学生が献鐘。地元住民の親族である故中川千代治さんが自らの戦争体験を元に、世界の恒久平和を願い各国のコインで鐘を造った実話は絵本となり、今年地元小学校へ寄贈されています。


第19回 旧中川東京大空襲犠牲者慰霊灯籠流し
開催日時:平成29年8月15日(火)※ 雨天実施、荒天中止
【献 花】午後6時から
【式 典】午後6時30分から
【献 灯】午後7時から
会 場:旧中川ふれあい橋付近(式典は、ふれあい橋上で実施)
主 催:旧中川灯籠流し実行委員会(会長:江頭正恭(えとうまさやす)/平井東自治会会長)
後 援:江戸川区、江東区及び東京都江東治水事務所