【荒川区】認知症の高齢者を小学生が手助け~認知症サポーター養成講座を受講して~

認知症の高齢者を小学生が手助け~認知症サポーター養成講座を受講して~
平成29年7月19日(水)午後4時15分~
荒川区役所4階庁議室(荒川区荒川2-2-3)




 7月19日(水)、荒川区役所で「認知症サポーター養成講座」を受講し、困っている高齢者の手助けをした区立赤土小学校(区東尾久2-43-9)5年生の児童5名の、その勇気ある行動に感謝状が贈呈されました。



【感謝状受賞の経緯】
 道に迷い、帰宅できなくなっていた高齢者に対し、小学校4年生時に受講した「認知症サポーター養成講座」の知識を活かし、そぼにいた大人に警察へ通報を依頼。警察官が駆けつけ、高齢者が無事帰宅することができた。
【区の認知症サポーター養成講座について】
 荒川区では、認知症を予防するために様々な事業を行っていて、半年間週一回行う「はつらつ脳力アップ教室」では切り絵などの創作活動や体操、脳トレゲームにチャレンジして脳の活性化を図ります。また、年に2回実施している「認知症予防講演会」では、専門講師による認知症を予防する方法を紹介します。
 「認知症サポーター養成講座」は、平成19年度からスタートし、町会などの住民組織、一般企業、介護サービス事業者など、幅広い対象で行っていて、認定した認知症サポーターの人数は1万人を超えました。昨年度、講座を53回開催。受講者は2,169人でしたが、その中の一つが赤土小学校で、その他にもひぐらし小学校や第一中学校、尾久八幡中学校でも講座を開催しています。
【当日の様子】
 午後4時15分、梅雨明けの晴天の中、子どもたちとその保護者が区役所にやってきました。
 早速、西川太一郎(にしかわ・たいいちろう)荒川区長から子どもたち5名一人ずつに感謝状が贈呈されました。感謝状を渡す際、西川区長は「偉かったね。ありがとう」と感謝の気持ちを伝えました。
 子どもたちは「小学校の近くの公園で遊んでいたら、戻ったり来たりしている危なっかしいおばあちゃんがいて、みんなでこっそりついて行きました。昔の話をずっとしたりしていて、デイサービスの人に報告しました。認知症の講座で勉強したことが活かせて良かったです」と、笑顔で話しました。