【葛飾区】九州豪雨の被災地を支援 白鳥小、宝木塚小、大道中の児童・生徒がお花茶屋駅前で募金活動

九州豪雨の被災地を支援 白鳥小、宝木塚小、大道中の児童・生徒がお花茶屋駅前で募金活動



 19日、区立白鳥小学校、宝木塚小学校の代表委員児童と区立大道中学校の生徒会に所属する生徒たち計約25名が、京成電鉄お花茶屋駅前(葛飾区宝町2-37-1)で九州豪雨の被災地に向けた募金活動を行った。
 中心となって各校に呼びかけたのは、白鳥小の子どもたち。九州豪雨に関する報道の中で、今月5日、周囲が冠水し、児童ら約 50 人が校内で一晩を明かすことになった福岡県朝倉市立松末小学校のニュースに触れ、「自分たちと同じ年代の子どもたちも被害に遭っている。被災地の人たちのために、何かできることはないか」と考え、校長や教員らと相談し、区が実施する「小中連携教育」で同じ連携グループに属する宝木塚小、大道中に呼びかけ、募金活動をすることにしたという。
 子どもたちは18日(火)も同駅前で募金活動を行っており、2日間で約20万円が集まった。集めた義援金は、区教委を通じて朝倉市教育委員会へ寄付し、教材教具購入資金の一部に役立ててもらうという。

【募金活動の様子】
 子どもたちは午前7時30分ごろから、7~8人のグループに分かれ、お花茶屋駅の各降り口付近で募金活動を行った。子どもたちは暑さに負けず、「九州豪雨災害の被災地救済にご協力をお願いします!」「僕たちと同じ小中学生も被害を受けています」などと大きな声で通り過ぎる人々に協力を呼びかけていた。呼びかけに応えて募金した人の中には、通勤中と思われる人に加えて、ランドセルを背負った小学生や制服姿の中学生など、呼びかける子どもたちと同年代の子どもたちも少なくなかった。

【コメント】
 募金活動を行った白鳥小の代表委員長・田中 浬新(たなか・りあら)くん(11歳、平成18年3月18日生まれ)は、「被災地のために何かしたいと思い、委員のみんなと協力してプラカードや募金箱を作って募金活動を始めた。時間のない中で準備したり、暑い中で募金活動したりするのは大変だけど、九州の人たちはもっと大変な思いをしていると思うので、少しでも力になりたいと思う」と話していた。