【葛飾区】環境出前授業 川について学ぶ! 南綾瀬小学校の児童が荒川治水資料館を見学し、船で荒川を観察。

環境出前授業 川について学ぶ!
南綾瀬小学校の児童が荒川治水資料館を見学し、船で荒川を観察。




【概要】
葛飾の川をきれいにする会と区環境課が協働で、環境出前授業を実施した。荒川治水資料館(北区志茂5-41-1)見学と船で荒川を観察するという内容で、南綾瀬小学校(堀切6-1-1校長・風澤明子)の5年生が参加した。南綾瀬小学校での環境出前授業は今回で9 回目となる。南綾瀬小学校では、小学校の近くに流れている荒川に興味を持ってもらい、河川についてより深く理解し、親近感をいだいて水環境について考えてほしいと、この出前授業を始めた。

【授業の様子】
  荒川治水資料館へ向かう車内から授業が始まった。バスの中では環境課の齋藤係長から水の大切さについての授業、生物多様性推進協議会※の田口副会長からは川の付近でよく見る注意書き看板についての授業が行われた。注意書き看板についての授業では、絵を見て看板の意味を理解するためのクイズを行い、生徒達は自ら積極的に挙手をして答えた。
  荒川治水資料館では、館内の職員から生徒達は荒川の歴史について、荒川は人が掘った川である等の解説を受けた。また、洪水になった時に うのかをデモ映像で見て、とても驚いている様子だった。資料館のすぐ横にある旧岩渕水門の見学では、実際の水門と荒川を間近に見てみて、生徒達から「水門は何分で閉まることが出来るの?」、「水門の重さは何トン?」、「荒川の深さは?」など質問が多く上がった。岩渕リバーステーションから乗った荒川号の船内で、生徒達は川辺の生き物を見つけたり、川でしか見ることのできない、船のための標識について質問したりする場面もあった。
 今回の授業を受けて、南綾瀬小学校 5 年生の渡邊 智哉(わたなべ ともや/平成 18 年 6 月 12 日 /11 歳)さんは「船に乗っている間にたくさんの生き物が見られて楽しかった。人の手で川を切り開いた話は初めて聞いた。いろんな人が努力し合って出来た荒川を大切にしたい。」と話した。