【江東区】寄贈コレクション展「田河水泡が遺したものを中心に」開 催中!(5月5日まで)

寄贈コレクション展「田河水泡が遺したものを中心に」開催中!(5月5日まで)


「田河水泡・のらくろ館」を運営する森下文化センター(森下3)で、漫画“のらく ろ”の作者である田河水泡が、晩年までに遺した直筆の水彩画や油絵、スケッチなどを 中心とした寄贈コレクション展「田河水泡が遺したものを中心に」が5月5日(金曜 日・祝日)まで開催されています。
平成10年に同氏のご遺族から寄贈された約3,000点の遺品の中から、漫画家だ けではない美術家としての一面を紹介しようと、実際に「田河水泡が描いたもの」を中 心にピックアップし、関連グッズ含め計106点を展示することになりました。
展示物には、絵葉書として販売している水彩画などの原画に加え、最近寄贈された “のらくろ”関連の絵皿やノート、晩年描いていたパステルや絵の具、木炭による風景 画スケッチがあります。また、実際に訪れた場所の風景と“のらくろ”を描いた「のら くろのいる風景」の一つである「奥多摩」では、紅葉がかった山々の間を流れる川沿い で、“のらくろ”が遠吠えする姿が描かれた作品や、“のらくろ”があぐらをかき、とぼ けた表情で一人座る姿を描いた色紙もあり、漫画家だけではない美術家としての顔も知 ることができる珍しい展示となっています。
同会場には、同氏のTh涯などが紹介されたコーナーや、同氏の作品やTh前使用してい
た書斎机など、ご遺族から寄贈された遺品が展示されている「田河水泡・のらくろ館」 も常設されています。また、同氏の作品を含む約8,000冊の漫画を自由に読むこと ができる「森下アートスペース」も常設され、お子さま連れでも楽しむことができま す。

【寄贈コレクション展「田河水泡が遺したものを中心に」】
会場:江東区森下文化センター 1階展示ロビー
住所:江東区森下3-12-17
展示期間:5月5日(金曜日・祝日)まで(5月1日は休館日)
開館時間:午前9時から午後9時まで(最終日:午後5時まで) 入場:無料


関連ページ
江東区森下文化センター(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)


説明
【田河水泡】 1899~1989年(享年90歳)。本名は高見澤仲太郎。日本漫画の原点「のら
くろ」の作者。2歳から28歳まで深川(現在の江東区福住)に住み、人情や気風、ユ ーモアなど下町気質の影響を強く受けたという。代表作「のらくろ」は、1931年か ら約11年間連載されていた。
【田河水泡・のらくろ館】 1998年12月、田河水泡氏のご遺族が、ゆかりの江東区に同氏がTh前使用していた机・椅子・書籍などの遺品約3,000点を寄贈。区は、同氏のTh誕百年にあたる1 999年11月、森下文化センター1階にのらくろ館を開設した。
【森下文化センター】 平成28年8月2日にリニューアルオープン(約1年の改修期間) 田河水泡・のらくろ館に「映像コーナー」、「ちばてつや」をはじめとする著名な漫画家 のサイン色紙コーナーを新設