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【墨田区】~向島弘福寺に伝わる貴重な文化財を見ることができる最後のチャンス~企画展「黄檗(OBAKU)」第三期好評開催中!

~向島弘福寺に伝わる貴重な文化財を見ることができる最後のチャンス~企画展「黄檗(OBAKU)」第三期好評開催中!


区では現在、すみだ郷土文化資料館(向島2-3-5)で企画展「黄檗(OBAKU)-牛頭山弘福寺の絵画と墨蹟-」第三期を開催している。これは、7月20日(土)からすみだ郷土文化資料館で3期にわたって開催する企画展の最終期で、黄檗宗牛頭山弘福寺(向島5-3-2)が所蔵する江戸時代の貴重な絵画や墨蹟を紹介している。弘福寺では懸架可能な条件が整わず、これまで区内で作品が公開される機会はなかったが、今回、同寺の全面的な協力ですみだ郷土文化資料館を会場として地元墨田区での作品展示が実現するはこびとなった。第一期、第二期では予想を上回る来場者が訪れ、好評を得ている。
今回の展示では、鮮やかな色使いの「五百羅漢図」の一部を含む全10点を紹介している。特に注目のものとして、本展のチラシにも使用されている羅漢たちの不思議な法力を題材にした「絹本着色五百羅漢図」(争龍)(兆溪元明筆)を表装寸法280cmの巨大スケールで展示している。岩にもたれながら天空に向かって指先から光を放つ羅漢と、その光に対して向き合う二頭の龍が印象的に描かれているのが特徴。他にも珍しい作品として羅漢たちの僧院での暮らしを描いた「絹本着色五百羅漢図」(経蔵)(兆溪元明筆)は、中国南宋時代の僧院生活の様子が描かれており、経典を収納する蔵から経箱を出し入れする羅漢や経典を返却に来た羅漢などが描かれている。この他、第一期、第二期に展示されていた作品の一部をパネルで展示しており、見逃してしまった方でも振り返ることができる。弘福寺の絵画を通じて墨田区の歴史の知られざる一面を知ることができる本展は9月23日(月)まで開催するほか、9月15日(日)午後2時~4時には区文化財保護指導員による講演会「弘福寺の歴史」を開催する(申込み多数により受付終了)。
区の担当者は、「今まで公開されることが少なかった貴重な絵画や墨蹟を展示している。本展を見て、黄檗文化に興味を持っていただければ。」と話している。


<黄檗文化について>
今から365年前の承応三年(1654)7月5日、中国僧 隠元隆琦(いんげん りゅうき)(1592~1673)は弟子たちとともに長崎に入りました。隠元は、のちに黄檗と呼ばれた当時最新の禅を伝えただけではなく、インゲン豆や煎茶、書や絵画、建築など幅広い文化を伝えました。私たちが目にする明朝体と呼ぶ書体も彼らが持ち込んだもので、私たちの身近な暮らしの中には気がつかないところに黄檗文化が溶け込んでいたともいえるのです。江戸時代に鎖国が始まって20年ほどして伝わった黄檗は、新しい文化を渇望していた大名や貴族たちに受け入れられ、急速に広がりをみせたといわれます。

<牛頭山弘福寺の歴史>
 隠元には数多くの弟子がいました。その筆頭にあげられるのが木庵性瑫(もくあん しょうとう)(1611~1684)です。木庵は、九州から関西、さらに関東へ黄檗寺院が江戸にも開かれていく中で、そのトップに位置した瑞聖寺(現港区)を開きました。その木庵から法を継いだ日本人の中に鐵牛道機(てつぎゅう どうき)がいました。鐵牛は長門国(現山口県)の出身で、隠元の来日を知り長崎に赴いた僧で、隠元に参じた後、木庵の弟子となりました。牛頭山弘福寺は、現在の地(向島5-3-2)に延宝2年(1674)、開創しました。開山は鐵牛道機、開基は小田原藩主で幕府老中も務めた稲葉正則で、伊達綱村や井伊直武ら大名たちが仏堂や仏像などを寄進したと伝わります。


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