連載記事 [神社仏閣巡りの旅 〜トライベルライター河越理恵の旅行手記〜] Vol5

 新年あけましておめでとうございます。今回は、新春号ということでどの神社をご紹介しようかとあれこれ悩んだのですが、ちょっと趣向を変えて神社に参拝した際、神様に歓迎されているサインについてご紹介したいと思います。
 私も以前は、特別な能力を持った人でないと、神様とお話しするなんてできないと思っていましたが、ここ数年神社を回りながら、自分がちょっと意識するだけで、神様からのサインを受け取ることができるのだということに気づきました。神様ってなんでもできるように思われがちですが、ただ一つ私たちと違って、ボディを持っていらっしゃらないんですよね。つまり私たちに直接話しかけたり、抱きしめたりすることはできないんですが、私たちが神様に寄り添うことで、それがちょっとだけ可能になりますよというお話です。
 まずは、みなさん神社を訪れたとき、参拝している絶妙なタイミングでご祈祷が始まって太鼓が鳴りだしたり、結婚式に遭遇したり、もっと特別な祭事が行われていたり、そのようなご経験はありませんか? 実は全て神様に歓迎されいてるサインなんだそうです。お神楽や、奉納舞をやっている笛や琴の音も、お宮参りや七五三に遭遇することも、突然天気が変わるなども、サインのようです。さっきまで晴れていたのに、鳥居をくぐったら雨が降ってきたとか、突然雪が降って来たとか。もちろん逆も同じで天候が悪かったのに、参拝のときだけ日差しが差したとか。あとは、動物に出会うというのもあります。参拝中蛇やトカゲが出て来たり、鹿や猿・猫・鳩など遭遇率は以外に高いです。あと忘れてはいけないのが、参拝して気持ちがいい。境内がとても美しく感じる。心が温かくなる。なぜだか涙が溢れてくるなど、そういうハートや細胞が喜ぶようなときも、神様が歓迎してくださっている証拠のようですよ。
 そんなのたまたまでしょ? とスルーせず、今年は神様からのサインを受け取ってみてはいかがでしょうか。心を空っぽにして神様と向き合うことで、神様が必ず私たちに送ってくださっているサインに気づけると思います。今年神社に行かれる際は、感謝の心を忘れずに、神様からどんなサインが来ているのか探しながら参拝してみてるのもいいかもしれませんね。最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 

文・河越理恵